楽しいお墓【和歌山県高野山】奥の院-言い伝え3選-

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高野山の不思議な言い伝え

・何度直しても割れてしまう明智光秀の供養塔
・弘法大使が竹箒に大蛇を封印して以来、奥の院には蛇が出ない
・大師の命日の法要後には決まって大雨が降る

などなど、高野山奥の院には沢山の不思議な言い伝えがあります。

その中でも特に印象的だった言い伝えが3つあります。

①力試しと運試しのみろく石
②弘法大使 56億7000万年ぶり2回目
③この場所でそれは禁句!!姿見の井戸と覚鑁坂

力試しと運試しのみろく石

参道を進んでいくと、御廟の橋が見えてきます。
ここから先にあるのが『弘法大師御廟』です。

橋より先は聖域中の聖域とされ、飲食・喫煙はもちろんのこと写真撮影も禁止と張り紙がありました。
落書き用の石碑すら存在する高野山で禁止事項になるなんてよっぽどダメてことですよね。

この橋を渡って少し進むと、左脇に格子状の柵が取り付けられた小さな御堂があります。

御堂の中は二段の階段状になっていて、『みろく石』と呼ばれる大きめの石が一つ置いてあります。
格子に一カ所だけ開いている穴から片腕を入れ、願い事を祈りながら下段から上段へみろく石を持ち上げることができれば願いが叶うと言われています。

これまでの行いが良い人は石を軽く感じ、悪い人は重く感じるそうです。
日頃の行いの良さには自信があった私ですが、女性であれを持ち上げられるのなんて吉田沙保里くらいしかいないと思います。

無事に持ち上げることができたら次の人の為に、御堂の裏側に備え付けてある木の棒を使って上段に上がった石を下段へ突き落とすことになっているのですが、御堂の格子の間から棒を差し込みガンガンしている姿はどう見ても賊。
不思議そうに見つめる外国人観光客にとんでもない誤解を与えているんじゃないかとハラハラしました。

弘法大使 56億7000万年ぶり2回目

 
みろく石の先にある石段を上がると燈籠堂という大きな建物があります。
その名の通り燈籠が堂内を照らしていて、中には1000年近く燃え続けている灯りもあるそうです。

ここが奥の院参拝の最終地点かと思いきや、燈籠堂の左手側へ参拝経路は続いています。
その経路を進むと、燈籠堂のちょうど裏側へ回り込んだ場所に位置する御廟の前へたどり着きます。

この御廟の中で弘法大師は『56億7000万後に弥勒菩薩とともにこの世に戻る』という言葉を残し、深い瞑想を続ける入定という究極の修行へ入ったと言われています。

そして、なんとその修行は835年以来、現在も生きたまま続いていて、それを支える為に1200年間欠かすことなく毎日2度の食事が運ばれているというのです。

肉や魚は使わないものの、意外とパスタやシチューなんかの現代的なメニューの日もあると知って驚いたのですが、弘法大使からしてみればファスティングやらロハスがブームになっている現状に『やっと時代が追いついてきた』と思っているのかもしれません。

食事を運ぶ維那と呼ばれるお坊さんのみが弘法大使の様子を窺うことができるのですが、1200年の間で中の様子を口外した人は誰一人としていないそうです。

『これ絶対言わないでね』なんて言っちゃうお喋りはそんな大役に選ばれないからというのもあると思いますが、『そいつだ!そいつがルパンだ!』っていうあのパターンの可能性も捨てきれないのではないでしょうか。

この場所でそれは禁句!!姿見の井戸と覚鑁坂

御朱印所のお坊さんに、『姿見の井戸は覗きましたか?』と聞かれました。
『姿見の井戸?』と地図を見てみると、一の橋から奥の院の間にある中の橋のすぐ近くにその名前を見つけました。

裏参道から表参道へカットインしてここまで来たのでその場所はこれから通ると答えると、『もし覗くなら気をつけて・・・』と意味深な顔。

なんなのよなんなのよ。
何に気をつけるのかと尋ねると、『姿見の井戸を覗いて、もし自分の姿が水面に映らなければ・・・』ここで一拍溜めた後にニヤリと笑い『3年以内に寿命を迎えると言われています』と、ジャングルクルーズのベテラン船長くらい語り口が手馴れているお坊さん。

しかも、これだけでは終わりません。
『井戸に姿が映っても安心しないでくださいね。覚鑁坂で転ぶと・・・こっちも3年以内に寿命です』

まさかの二段構え。
天翔ける龍の牙をかわしたところで吹き荒れる風に体の自由を奪われ爪によって引き裂かれるあの奥義のやつ。

場所が場所だけに寿命系はシャレで済まないじゃないですか。
その姿見の井戸がこちらです。

高野山 姿見の井戸

いざ自分が覗くとなればやはり緊張はしますが、『映った!』という歓声が上がれば他人同士でも喜び合う優しい世界が広がっていました。

覚鑁坂の方はというと、木の根の陰や切り株の空洞に祀られているお地蔵さん探しに夢中になっているうちに渡り終わっていました。

きっと、そうやってよそ見して歩いていたら危ないということで『転んだら寿命』の言い伝えができたのだと思います。(思いたい。)

奥の院 お地蔵さん

高野山奥の院の御朱印

高野山 奥の院御朱印

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